Archive for 5月, 2015

2013年夏にスタートした

「いいたてミュージアム―までいの未来へ記憶と物語プロジェクト―」

飯舘村のこと、飯舘村に起こったことを県内外に広く発信し、

未来の世代へも伝えていこうというプロジェクトです。

わたしたちは、村民のみなさんのお宅にうかがい、

みなさんにとっての「古いモノ」「大事なモノ」「歴史的なモノ」を

見せていただき、それにまつわるお話を集めてきました。

「モノ」が語る力を借りて、村の姿を皆様に

お伝えできればと思います。

2回目となる今回の展覧会では、映像で取材の様子も

ご覧いただけますので、是非足をお運びください。

◆開催日:6月8日(月)〜14日(日) 10:00〜17:00
◆場所:県庁南再エネビル 3F
   (福島市荒町4-7)
 ◆入場無料
 

 

飯館村の語り部である菅野テツ子さんから飯館村の昔話「おちよ蛇類明神」「火車猫」を聞かせていただき、絵本作家の飯野和好さんの指導で大型の紙芝居を製作します。絵の完成後は演技を含めた「語り」の練習をし、文化祭や仮設住宅の訪問など飯館地域の方々の前で披露します。また今年は紙芝居の絵本化やカレンダー、学生の送迎バスのラッピングに使用できないか、と色々な計画が出ています。

フードアーティストの中山晴奈さんから味噌についての講義を受け、仮設住宅の皆さんの協力の下、味噌づくりを行いました。また日本各地の代表的な味噌数種類、前年度3学年作の味噌で味噌汁を試食、風味の違いや特徴を体験しました。中山さんの講義で興味深かったのが「味噌おむすび(焼かない)は福島だけで他の地方にはない」という話。「ささぎ」が福島県出身者にしか通用せず「それはインゲンだよ」と言われたのを思い出しました。自分達が当たり前に使っている言葉や物が、他の地方では違う言葉になっているのをまとめてみるのも面白いかもしれません。豚汁(とんじる、ぶたじる)、絆創膏(カットバン、バンドエイト、リバテープ、サビオ)、今川焼き(回転焼き、大判焼き、二重焼き)など。

飯舘中学校の先生方と「ふるさと学習」の打ち合わせがありました。2013年度から始まった、飯舘村の子供達への世代間交流を目的とした支援活動です。1年生は伝統芸能「田植え踊り」、2年生は飯舘の昔話「いいたてまでいな紙芝居」、3年生は郷土料理「飯舘の味噌づくり」、今年の3年生が全ての活動内容を経験する初の学年となります。長引く避難生活で困難になっている世代間交流の促進と、失われつつある伝統文化の継承、飯舘村の未来を担う子供達の「心の土台作り」をサポートしていきたいと思います。

いいたてミュージアムの取材で管野クニさんにお話を聞かせていただきました。飯舘村の山に自生するナツハゼを研究し、特産品にしようと計画していた折に被災、全村避難で畑の手入れもできない状態になってしまいました。しかし避難先の福島市でナツハゼ農家の方に出会い、また内閣府の被災地復興支援事業「新たな一歩プロジェクト」の事業支援を受けて、希少糖を使用したナツハゼジャムを商品化、他にもルバーブジャム、甘麹、ナツハゼ茶、なども販売されています。